その昔、講師の仕事をしはじめて、
ちょっとしたスランプ?になったとき、
会社の先輩に言われたことば。
「さとちゃん、
私たちは研修に何回も登壇するけれど、
参加者の皆さんにとってその研修は
最初で最後の唯一の機会。
だから、心を込めて、全力でやる。
でも、私は
講師である自分の存在は忘れられていいと思うんだ。
こちらが伝えたことばを、
その方の人生のふとした場面で思い出してもらえたらいいな、
と思いながらやっているよ」。
今も大事にしてることば。
同じようなことばを、
最近師匠である榎本英剛さんからも言われた。
特に若い人たちにかかわる活動は「種まき」だと。
師匠いわく、
《そういえば、あのときあの人がこんな話をしていたな、
と思い出してもらえたらいいな、と》。
そうか、種まき、かあ。
海外ビジネス武者修行プログラムで
ファシリテーターを担当させてもらうときに、
私が大事にしたいことは、
そういうことなんだなと改めて思った。
この春はどんなみんなと、
どんな時間を過ごせるんだろう。
そして。
今年は研修やワークショップの場で
どんな方たちとのご縁があるのだろう。
新しい出会いをたのしみにしていよう。
できることを、ていねいに、
全力で、やる。
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